T.歯科疾患、口腔領域の機能不全が精神を含む全身に及ぼす影響


T.歯科疾患、口腔領域の機能不全が精神を含む全身に及ぼす影響
歯科疾患、口腔領域の機能不全が精神を含む全身に及ぼす影響については、現在その実態が明らかにされつつある。 疫学的な統計調査による研究と共に、ゲノムDNAに代表される分子レベルの先端技術の解析研究がなされつつあり、 両者の研究成果の整合性を効率的に活用することによって、人類の健康に多大な寄与を与えうる可能性を持つと思う。
現在明らかにされつつある知見の例を以下に列挙する。

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(1)バイオフィルムと菌血症
歯周病の病巣局所には、生体の他臓器には類を見ないほど多量の嫌気性菌を主体とした微生物が存在している。人が28歯全体に深さ5〜6oの歯周ポケットを有するとした場合、生体が細菌塊(バイオフィルム)と接する総表面積は約72平方pになるとされる。
これは、官製ハガキの1/2にほぼ等しい面積である。四肢や顔面の皮膚にこのような面積を持つ感染部が存在した場合、看過できるであろうか。
また、ウ蝕症が進行すると根尖病巣を形成するが、その発生部位は骨の深部である。皮膚組織、筋組織に保護された四肢の創傷では骨部に達する感染はかなりの重傷例と言えよう。
いずれにせよ、このようなバイオフィルムに接した部位では恒常的に一過性の菌血症がくりかえされており、生体は度重なる抗原刺激に反応して免疫細胞が多種多様な生理活性物質を産出する。
既に明らかにされてきた生理活性物質としては、コラゲナーゼ、エステラーゼ等の酵素、プロスタグランジン等のエイコサノイド、インターロイキン-1,8、TNF−α等のサイトカインなどが挙げられる。これらの物質は局所の炎症に対する防御反応として産出されたものであるが、脈管系で他の臓器に移送された場合には、後に述べるような全身的な影響を与える。
また、HIV等の疾患により、局所の免疫機構が健全に機能しなくなった場合は、細菌そのもの、または菌体外毒素が脈管系を経て、他臓器に多大な影響を与えることとなる。
誤嚥性肺炎などの細菌感染症以外にも、これらの生体に与える影響は多大なものがあることが明らかにされつつある。 
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(2)歯科疾患と肥満
肥満が糖尿病以外に、冠状動脈心疾患(虚血性心疾患)、高血圧症など動脈硬化を本態と様々な疾患を惹起することが疫学的に明らかとなっている。
歯周病・ウ蝕症が進行し、疼痛や咬合障害がある場合には食餌を完全には咀嚼せず嚥下することが多くなリ、視床下部にある満腹中枢への刺激が遅延するために、食餌の過剰摂取を来たすが、加工食品やファーストフードなどの最近の食生活の下では、容易に肥満に結 びつくこととなる。
最近の知見では、脂肪細胞からレプチン、TNF−αなどのサイトカインが産出されることが明らかとなっており、脂肪組織はエネルギー貯蔵以外に巨大な内分泌器官として捉えられており、肥満に伴う脂肪細胞の代謝異常は、糖尿病、虚血性心疾患、動脈硬化症等 を惹起する事となる 。
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(3)歯科疾患と睡眠時無呼吸性症候群
習慣性いびき症の10%、およそ200万人の国民が睡眠時無呼吸性症候群にあるとされる報告が出てきている。
睡眠中に下顎および舌根が後退し咽頭が閉塞され呼吸不能に陥る睡眠時無呼吸性症候群は、数十秒間の呼吸停止を度々来たすために正常な睡眠を妨げ、日中の眠気、作業能率の低下のみならず、長期になると高血圧症,不整脈、心疾患、糖尿病を誘発するとされる。
睡眠中、下顎を正常な位置に保ち、舌房を拡張する所謂スリープスプリントを装着することによって回復する治療法が効果をあげている。
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(4)歯科疾患と糖尿病   
歯周病は糖尿病の4大合併症である腎症、網膜症、神経症、血管障害に次ぐ5番目の合併症であると言われるようになったが、歯周病が糖尿病に及ぼす影響も明らかになりつつある。 歯周病や根尖病巣に起因する歯周の組織の慢性炎症部位で生成されるIL(インターロイキン)−1,6,8などのサイトカインが血糖をコントロールするホルモンのインスリンの抵抗性を高くする、即ち、糖尿病を重症化させる知見が報告されて始めている。
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(5)歯科疾患と循環器系疾患
細菌性心内膜炎と歯周病の関連性については、多くの疫学的研究でその有意性が証明されている。
歯周病に罹患している患者にプロービング、スケーリング、歯周外科を行った直後はおよそ40%の人で歯周病原因菌、連鎖球菌がその血中に存在する菌血症の状態になるとの報告があるが、日常的に行うブラッシング等のホームケアでも発生する可能性は高いと言えよう。
連鎖球菌は血液を凝固させる作用があり、血栓が形成されると循環器系の梗塞が発生することなり、脳梗塞,心筋梗塞等の疾患を惹起する危険性がある。
既に、このような疾患に罹患している場合は、その危険性は更に深刻なものとなる。
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(6)歯科疾患と老人性痴呆症
老人性痴呆症と無歯顎者に関する疫学的研究は、現在進行中であるが、在宅診療でねたきり老人の欠損補綴治療をして、咀嚼機能を回復させたことのある臨床医の多くが経験するのは、患者の身体能力の回復とともに精神能力の回復である。
このような症例では、対診した内科医が、「メヂカルの治療としては流動食や点滴等による栄養補給による現状維持以外に手段が無いのに、歯科医は不老の手段を持っている」と感心してくれることが多い。
健全な咀嚼機能の回復により咀嚼筋群の間にある翼突筋静脈叢の血流促進は咀嚼運動と連動して高まり、脳内の血流を促進し、脳内の酸素分圧を上昇させる。
一方、口腔内には味覚・触覚・歯根膜を介した歯ごたえ等の多くの感覚受容器があり、これらを介した食事の際の感覚刺激は三叉神経を介して視床下部に達し、ヒスタミンが放出され脳全体に広がり、それが脳細胞を活性化させて学習・記憶を促進させる。
脳内の酸素分圧の上昇と、食事によって摂取されたグルコースの存在の下で、活性化された脳細胞が正常に機能することとなる。
また、歯牙喪失をアルツハイマー型痴呆の危険因子として挙げている報告が疫学的、生化学的に行われ始めている。
動物実験では、歯牙を喪失したネズミの脳内のアセチルコリン放出量が減少しており、アルツハイマー型痴呆の発病の本質は脳内のアセチルコリンの伝達障害であるため、歯牙喪失とアルツハイマー型痴呆の関連性が指摘されている。
老年期の痴呆には、前述した、脳組織の広範な変性・萎縮によるアルツハイマー型痴呆のほかに血管梗塞により脳組織が障害を受ける脳血管性痴呆があるが、脳血管の梗塞が歯科疾患によって惹起される可能性については、前項で述べたので、詳細は省くこととする。
更に、咬合機能の改善により食欲という万人共通の欲望がみたされる快感、食餌による栄養の摂取,審美性の回復と発音機能の回復等々により、欝状態にある老人のQOLの改善と共に老人性痴呆の予防の面から多くのニーズがあると言えよう。
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(7)歯科疾患と呼吸器疾患
肺炎は嫌気性菌を含む複数の細菌が原因で起こる混合感染であり、高齢者の死亡の主要な病因として挙げられる疾患である。
一方、歯周病のデンタルポケット内にはグラム陰性嫌気性菌を含む複数の細菌からなるバイオフィルムが存在し、これらの細菌を気管内に誤嚥吸入することにより発症する肺炎を誤嚥性肺炎と呼ぶ。多様な菌対外毒素があるが、一例として、デンタルプラークを構成する細菌(A.actinomycetemcomitans)の産出するロイコトキシンは白血球やマクロファージのアポトーシス(DNAレヴェルの細胞萎縮)を誘発することが知られている。
高齢者は嚥下機能の低下と共に、喘息、気管支炎等の慢性呼吸器疾患を有する者が多く、これに加えて筋萎縮,脳性疾患による上肢の機能不全等が伴い、口腔清掃が困難になり、プラークコントロールが不全になると、誤嚥性肺炎の発症の危険性が高まる。
このような、高齢者には、定期的なPTC,PMTCを実施することにより、肺炎の発症防止が可能であると言える。
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(8)歯科疾患と神経・精神疾患   
近代医学の発祥期には病原性微生物の発見とこれに対する薬物学・免疫学による治療技法の研究であったが、その後、神経系ー内分泌系、内分泌系ー免疫系 との関連について多くの知見がなされた。そして、近年は、免疫系ー神経系に関連する基礎的研究が進展中である。例えば、ウツ病のような感情障害の精神疾患を神経・内分泌・免疫の相関関係から解明しようとする研究である。これらの研究はホルモン・サイトカイン・神経伝達物質などの極微量物質の検出・分析技術の発展によって可能となってきた。1980年代にこのような研究を心理神経免疫学(Psyco-neuro-immunology)と呼ぶようになった。敢えて平易な表現をすれば、「病は気から」を科学的に証明しようとする学問といえる。
心理・精神的あるいは社会的ストレス刺激と歯科疾患の発症に関しては、ブラキシズムや一部の顎関節症等以前から多くの知見が報告されており、日常臨床治療に応用されて久しい。また、ストレス刺激が内分泌系に影響を与えることはかなり以前から知られており、ストレス刺激によってコルチコイドの分泌が亢進され、細菌毒素に対する歯周組織の応答を変化させることによってANUG(急性壊死性潰瘍性歯肉炎)の病因として働いていることが報告されている。
一方、感染症がストレス刺激となることが明らかにされてきた。感染症に伴ってインターロイキン(IL−1)などのサイトカインの血中レベルが上昇すると第三・四脳室からその情報が脳内に伝達されるという仮説が有力となっている。これは、免疫系が異物の侵入や発生を脳に伝える感覚系としても機能していることを示唆し、脳へはストレス刺激となって作用することになる。
歯科、口腔領域の感染症により、脳神経系が影響を受けることがありうると言える。
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(9)歯科疾患と悪性腫瘍   
  1) 癌のプライマリーケア
悪性腫瘍は、わが国では1981年以降死因の第一位となり、現在、年間22万人以上の国民が死亡している。これは、一日では600人以上が、その犠牲となっていることになる。口腔原発の悪性腫瘍の発生率は全悪性腫瘍の2〜3%と報告されていることから、口腔原発の悪性腫瘍のよる犠牲者は、年間5千人〜7千人となり、一日では、約20名弱となる。
悪性腫瘍に対する治療技術は急速に発展しているが、転移した場合はその治療が困難となり、回復が難しくなることに変わりはない。
口腔に原発する悪性腫瘍は、その多くの例で、前癌症状を呈することがあり、我々歯科医が歯科治療中に初期癌の段階で発見することが可能である。この段階での治療はレーザーによる蒸散、あるいは、液体窒素による凍結外科(クライオ・サージェリー)等浸襲の少ない治療法が実施されるようになり、これらの早期治療で癌を根治できるのみならず、術後の機能障害も殆ど無く、社会復帰できるようになってきた。
全身を検診する人間ドックと同じ感覚で口腔の検診を定期的に実施することにより、口腔内の悪性腫瘍を早期に発見し加療することが可能である。
  2) 癌と咀嚼
さらに、最近の研究では、唾液中には生体防御に関わる物質が含まれていることが判明してきている。
唾液中の、抗菌物質であるヒスタチンは感染症への防御作用があり、また、タンパク質分解酵素阻害物質であるアンチトリプシオンは生体組織の保護に寄与している。
なかでも、発がん物質として、最近注目されている活性酸素を無毒化する酵素である酸素スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)と唾液の関連が示唆されるようになった。
活性酸素(active oxygen)は酸素分子にさらに一荷の電子が加わったものであるが、ほとんどあらゆる生体細胞の原形質膜,粗面小胞体膜,核膜に存在しており、分子状の酸素に比べて著しく化学反応を起こしやすく、細胞の膜を形成する不飽和脂肪酸を酸化するので生体にとっては毒性が高い物質である。なにより、DNAの一重鎖に作用して、これを切断あるいは、損傷を与えることにより、細胞の突然変異、細胞の癌化を引き起こすことで注目されている。
一方、発癌のきっかけを作るイニシエーターと呼ばれる、アフラトキシン(カビ毒)、トリプP-1(魚の焼け焦げ)、AF−2(食品添加物・殺菌剤)などの発癌物質の多くのは、活性酸素生成物質であることが明らかにされた。
この活性酸素を不均化反応で消失させる酵素が、生体内には存在する。カタラーゼ、スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、ペルオキシダーゼ等である。
ペルオキシダーゼが唾液中に存在することはかなり以前から知られていたが、食品と共に生体に採りこまれる活性酸素生成物質が、咀嚼によって唾液と攪拌されることによって無毒化され、 発癌作用が抑制されることが、あきらかにされるようになった。
良好な交合機能を保ち、食餌をよく噛むことで、癌の予防になることが、提唱されるようになってきている。
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(10)歯科疾患と頚腕部疾患
不正咬合によるTMJの異常が咀嚼筋群、頚部筋群の持続的筋緊張を引き起こし、このために、偏頭痛、耳鳴り、肩こり、眼痛などの不快症状が発症することがあるが、その多くは、最初は歯科以外を受診し、病因が明確ではないために、対処療法を受けることになり患者は長期間不快症状に苦しむ事となったケースを咬合治療した経験を持つ歯科医は多いと思う。
咬合異常と不良姿勢のかかわりが、長期間になると筋群の異常のみならず骨格系の異常も発症することとなる。頭部が側方に傾斜したままで咬合すると、重い頭部を支えるために反対側の胸鎖乳突筋、斜角筋、椎前筋、僧帽筋が常に緊張し筋疲労するのみならず、全身のバランスをとるために代償的に胸椎が側彎し、それに結合する上部の頸椎と下部の腰椎がさらに逆方向に側彎する。これにより、頸神経根が圧迫され頸腕部のシビレ疼痛が発症するし、腰椎周囲の神経根が圧迫され腰下肢部の不快症状が発症する。
正常なTMJ、咬合を回復することが、これらの疾患の原因を改善する治療となろう。
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(11)睡眠時無呼吸性症候群
JR山陽新幹線で居眠り運転した運転手のことがマスコミで報じられ、原因が昼間に突然強い眠気を催すSASであったとされた。
SASは睡眠時に数十秒から数分にわたる呼吸停止を繰り返すことにより脳内の血中酸素が低下し、良質な眠りが妨げられる睡眠障害であり、昼間の活動期に眠気が襲い集中力が散漫になり、知らないうちに居眠りをしてしまう症状を総称したものである。
スペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ直後爆発した事故の場合も整備担当の職員のSASが指摘されており、表に出ない交通事故の原因として注目されている。
睡眠時に呼吸が停止する原因は、肥満などにより、喉の粘膜の下に脂肪が貯まり、気道(呼吸する通路)が狭くなり呼吸がしにくくなるためと考えられている。
しかし、奥歯が無くなったり、歯が磨り減って上下の噛み合わせが深くなると仰向けで寝ている時に下顎が後方に移動して喉の奥が狭くなり、気道が狭くなることは、あまり知らせていない。
SASの治療法としては、睡眠時にCPAPと呼ばれる呼吸補助装置を鼻にいれて空気を送り込む方法が一般的であるが、上記のような歯科的な要因が関連している場合は、下顎が後方に移動しないようなマウスピースを睡眠時に入れることによって改善される。
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(12)歯周病の特効薬はプラークコントロール -歯周外科専門医:伊藤幹太先生より寄稿-
歯周病は、ばい菌(プラーク)によって歯を支えている歯肉、骨が破壊される炎症性の病気です。進行すると歯ぐきがはれて、痛みが出たり、歯がグラついて物がよくかめなくなり、最後には歯が抜け落ちてしまいます。地盤が崩れてビルが倒れてしまうのと同じです。以前は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていました。歯周病がやっかいなのは、症状に気づいた時にはかなり病気が進んでしまっている場合が多いからです。歯周病の初期段階ではほとんど自覚症状がなく、いつのまにか進行してしまうのです。そのため症状が出たときには手遅れになってしまい、抜歯せざるを得ない場合も多々あります。それゆえ、初期の段階で治療してしまうことが非常に大切です。もっと良いのは病気になる前にならないように予防することです。
日々の生活が忙しかったり風邪を引いたときに、歯が浮いたような感じになったことはありませんか?元気なときは体の抵抗力(免疫力)がばい菌と戦っているのですが、疲労などによって抵抗力が低下すると、ばい菌の繁殖を抑えきれなくなり、はれがひどくなってしまい歯が浮いた感じがしたり、痛みがでたり、出血したりするのです。 歯周病はきちんと治療することにより、歯周病の進行をストップさせる、あるいは、進行を遅らせ、歯をできるだけ長くもたせることができます。
治療の原理はいたってシンプルです。原因となっているばい菌を取り除くこと(プラークコントロールといいます)により、歯肉の腫れ、出血がおさまり、歯を支えている歯肉、骨の破壊をストップすることができるのです。
それでは具体的にプラークコントロールとはどのように行うのでしょうか。歯周病の原因はばい菌です。そのばい菌は、歯の表面に付着したり、歯の表面に付着した歯石の中に住み着いています。また、歯と歯肉の境目の歯周ポケットと呼ばれるばい菌のたまり場で繁殖しています。ばい菌はバイオフィルムというバリアの中に生息しているため、うがい薬や塗り薬は効果がありません。1番効果的なのは歯間ブラシ等でばい菌そのものを取り除いてしまうことです。歯周病の特効薬は、歯間ブラシ、歯ブラシなのです。ですから今までの朝起きたときや夜寝る前に"エチケット"として行っていた"ハブラシ"と、歯周病菌を取り除くプラークコントロールとは全く別なものです。詳しい内容につきましては治療中に歯科医師、歯科衛生士がご説明いたします。
歯周病の治療は、歯を削って詰め物をする虫歯の治療や歯型をとって入れ歯をいれる治療とはまったく異なり、自然治癒力を応用するため期間がかかりますが、頻繁に来院していただく必要はありません。
進行の程度にもよりますが1ヶ月期間があいても問題ありません。定期的に根気よく通院していただくのが理想です。
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◆参考資料◆
岡田 宏・石川 烈・村山洋二 監修先端医療シリーズ・歯科医学2 歯周病 :先端 医療技術研究所:2000
宮田 隆・吉江弘正:歯周病診断のストラテジー:医歯薬出版:1999
日本歯科医学会誌:Vol20,3,2001
厚生科学研究「口腔保健と全身的な健康状態の関係」運営協議会編集:咬合状態に起因する他臓器の異常:(財)口腔保健協会:2000.
西岡 一:唾液と活性酸素とガン予防・歯界展望:Vol81,913P、1993
黒崎紀正、黒田敬弘監修:いびきと睡眠時無呼吸症候群の歯科的治療:砂書房:2000